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血圧についてのメモ

血圧が高いと体に悪い、というのは知っているんですが、その他については実はよく知りませんでした。
ということで、ちょっとだけ調べたのでメモメモです。

血圧とは?

血圧 (けつあつ blood pressure)とは、血管内の血液の有する圧力のことである。一般には動脈の血圧のことで、心臓の収縮期と拡張期の血圧をいい、それぞれ収縮期血圧(または最高血圧)、拡張期血圧(または最低血圧)と呼ぶ。
血圧 – Wikipedia

Wikipediaらしく、ちょっとむずかしい言い回しですね^^;
ずっとわかりやすく説明されているのがこちら↓

心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は、血管にいちばん強く圧力がかかる。これが収縮期血圧(最高血圧)なんだよ。そして、収縮した後に心臓がひろがる(拡張する)ときには、圧力がいちばん低くなる。これが拡張期血圧(最低血圧)だ。収縮期血圧と拡張期血圧のどちらが高くても、高血圧というんだよ。

水道のホースに水を流すとき、水を多くすれば、ホースはぴんと張りつめた状態になるね。これが、高い水圧がホースにかかっている状態だ。また、どこかでホースを押えつけて通りにくくすれば、水の量は少なくても、そこからうしろのホースはやはり張りつめた状態になるよね。これと同じように、血圧も、心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と、それを流す血管の通りづらさ(末梢血管の抵抗)とで決まってくるんだよ。
高血圧ってどんな病気? – 厚生労働省ホームページ

正常値

正常範囲は、収縮期血圧で130mmHg未満、拡張期血圧で85mmHg未満
(この正常範囲は21世紀初頭のものであり、以前から何回か改定されており、今後も改訂の可能性がある。 from Wikipedia)
高血圧治療ガイドライン(2009年)でも成人における血圧値の正常値は <130 かつ <85 とされてます。
単位は、mmHg(水銀柱ミリメートル)。読み方は「ミリ水銀」「ミリエイチジー」だそうです。まぁ、気にするのは数値のみですね。
ちなみに、測る腕は利き腕の反対が原則だそうです。ただし、左右で測ってみて差が大きいときは、高いほうで測る。

いつ測るのがベスト?

厚生労働省のホームページに簡潔に書かれていました〜。

  • 朝と夜、それぞれ少なくとも1回は測る。
  • 朝は起きてから1時間以内に。排尿後で、朝食前降圧薬を飲む前に、いつもの自分のすわる姿勢で測る。測る前1~2分ぐらいは安静にする。
  • 夜は寝る前に。やはりいつもの自分のすわる姿勢で測る。測る前1~2分ぐらいは安静に。
  • できるだけいつも同じ時刻に測る。

1週間に何日測るかは、かかりつけ医と相談して決める。血圧がよくコントロールされているときは、少なくとも週に3日、薬を変えたときや初めて治療を始めるときには少なくとも週に5日というのが、日本高血圧学会の指針。
測った結果はすべて正直にノートなどに記録し、かかりつけ医にみせる。時刻と心拍数も一緒に記録しよう。
 これは、お医者さんが家庭血圧を診療の参考にするための最低限の指針。もちろん、これ以外のときに測っても、毎日測ってもよい。

排尿後!これは知りませんでした!!!
尿意があると血圧が上がるんですね。

あと、降圧剤だけでなく、もやもや病の場合は血液をさらさらにする薬(バイアスピリン、プラビックスなど)を処方されることが多いと思います。病状によって処方される薬が変更されることもあるので、「薬を変えたときや初めて治療を始めるときには少なくとも週に5日」というのは大事ですね。
そういえば前に「スマホで健康管理: 血圧管理編」という記事を書きましたね。ご参考まで。

こんなことが血圧に影響します

こちらもWikipediaからいくつかピックアップしてみました。(全リストは元ページを参照してみてください

  • 時刻 – 一般に夜間、睡眠中が最低で、午後は午前よりやや高い。夜間は低くなり、起床とともに高くなる。
  • 入浴 – 適温であればわずかに低下する。熱い風呂は上昇させる。
  • 気温 – 温暖時は低下し、寒冷時は上昇する。
  • 心理的要素 – 緊張や感情の動揺、ストレスは血圧を上昇させる。逆にリラックスすると血圧はやや低下する。医療機関で測定した値と家庭や職場で測定した値とで血圧血が大きく異なる場合など(白衣高血圧・仮面高血圧も参照)。
  • 恐怖感情 – 著しい恐怖などの感情を覚えると、ノルエピネフリンが分泌され血圧は脈拍と当時に一時的に急上昇される。

よく知られているのは、カフェインや喫煙も血圧に影響しますね。
これからの季節、怪談はほどほどに・・・。

脈圧も気にしましょう

脈圧とは、収縮期血圧(最大血圧)と拡張期血圧(最小血圧)との差です。
50mmHgを超えない、できれば40mmHg未満であることが望ましいとされています。
脈圧が60mmHg以上になると、脳卒中のリスクが高くなると考えられています。

低血圧の悩み

血圧が低くなると、重力に反して血液を送らなくてはいけない脳や、身体の末端への血流が悪くなります。
低血圧の判断基準は、それぞれの医師や研究者によって意見が違うそうです。
一般的な低血圧の基準:
最大(収縮期)血圧が100~110mmHg以下の場合。最小(拡張期)血圧については、60mmHg以下とするものが多い。
高血圧と違って最小(拡張期)血圧についてはあまり重点が置かれていない。
医師によっては最大(収縮期)血圧が85~110mmHgである状態を低血圧と判断する場合もある。
厚生労働省の国民栄養調査では収縮時血圧(最高血圧)90mmHg以下を低血圧としているが、男性105mmHg、女性100mmHgを低血圧とする考え方もある。

うーん、基準が定まってない・・・。

低血圧症の症状
  • 疲れが取れにくい
  • 慢性的に体がだるい重い
  • 耳鳴りがする
  • 動悸や息切れがする
  • 脳貧血で意識を失いやすい

なお、よく言われる「早起きが苦手」というのは医学的に根拠がないそうです。

うーん、脳貧血、って嫌な言葉ですね・・・・。

低血圧と貧血とは違います

低血圧と貧血は、症状が似ているので混同されやすいですが、実は別のものです。
さらに、「脳貧血」というのもあり、症状としては、脳への血液の供給が一時的に不足して、めまい、立ちくらみを起こします。一過性の脳虚血症で、貧血とは根本的に異なります。脳貧血も貧血と混同されやすい病気の一つです。

低血圧とは、血液循環が円滑に行われず、脳や体の末端への血流が悪くなった結果、めまいや立ちくらみを起こすものだ。
一方、貧血とは、ある一定量の血液中に含まれる赤血球、またはヘモグロビンが正常値以下(男性1dl中12g以下、女性10g以下)に減少した状態のこと。その原因は主に、鉄が不足したために、ヘモグロビンができず、赤血球が赤血球としての役割を果たせなくなった結果、めまいや立ちくらみを起こすものだ。
違いを調べるには血液検査をすれば一目瞭然。それぞれ対処法が違うので、もし、まぎらわしいと感じる症状があるのなら、血液検査を受けてみよう。

ちなみに・・・低血圧には高血圧症のように生命を脅かす危険はなく、かえって長生きの人が多いとも言われているそうですよ。ほんとかな・・・。

要するに、血圧は高すぎても低すぎてもダメ、と。頭ではわかってはいてもなかなかコントロールするのは難しいですね。
まずは、毎日計測してみることが大切です。わたしも自宅で血圧を測るなんて、病気をしてからですよ。。
病院で突然、「いつも血圧はどれくらい?」と聞かれても困らないようにしましょうね〜〜。

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Comment

  1. おやじB より:

    私は5年前、発症時(脳梗塞)に禁煙しました。それまでの15歳から20年間、1日に2箱近く消費していましたが、きっぱりとやめました。最近では2ケ月程前にカフェイン絶ちをしています。前では日に朝昼夜問わず10杯ほど飲んでいました。最近、健康にいいというものは何でも試しています。それで効果が実感出来るものを紹介しています。
    また、良い情報があれば、教えてください。

    • nyarock より:

      いつもコメントありがとございます!梅雨まっただ中ですが、お元気ですか?
      タバコはダメですね〜〜。15歳からというのもダメです!
      きっぱりとお止めになったんですね、これも病気がなせる業・・・。禁煙、偉いです!!
      カフェインというと、コーヒーをやめているんですかね?
      わたしは前にも書きましたが、ルイボスティーというのを飲んでいます。友人のお姉さんに勧められました。
      ルイボスティーの良い所は、

      • ノンカフェイン!(睡眠前でも飲めますね〜)
      • 血圧安定!(私は低血圧ですが、下がりすぎることが減った気がします。高血圧の方にも良いそうです)
      • 便秘解消!(やや効果ありましたよ!)
      • 肌荒れ解消!(効果あり!!!女性にはお勧めです!)

      と、あやしい宣伝文句ばかりのようになってしまいましたが、ここ数ヶ月ずっと飲んでいます。
      他にも効能があるそうですが、個人差もありますし、まずはじっくり続けてみようと思っています。

      • おやじB より:

        ありがとうございます。ルイボスティー 早速飲んでみますね。
        ここ最近、少しアロマからハーブへ趣向が動き、西洋弟切草(セント・ジョンズ・ワート)を購入しました。
        なかなか見つかり難いハーブですが、気分を落ち着ける作用があるそうです。
        血圧の方は、安定しています。
        開花は7月-9月と言うことで、またメールします。

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