あれが前兆だった・・・

もやもや病の初発症状では、脳虚血に起因する発作を何度も起こしていました。
具体的には、

• 指先のしびれ
• TIA – 一過性脳虚血発作
• 手足の不随意運動
• 脱力発作、頭がボーっとする

です。
（その他にも、反復性の頭痛や痙攣、失神というのももやもや病の症状のようです。）
また、倒れる数ヶ月前〜直前には、呂律が回らなくなるという発作も数回起きています。ただこの症状も一過性で数分経つと元に戻るといった具合でした。
指先のしびれや痙攣は、主に手や腕でした。
ときどき足も痙攣し、家の中で転んでしまったこともありました。

虚血の発作は、過換気状態になると血液中の二酸化炭素分圧が低下することにより起きます。
よく言われている典型的なも過換気状態とは、下記のような必要以上の呼吸を伴う動作です。

• 熱い食べ物（蕎麦やラーメンなど）を冷ます「吹き冷まし」行為
• 声を上げて大泣きする啼泣
• 吹奏楽器（リコーダーやピアニカなど）演奏時

こちらにも書きましたが、このような発作が出てもすぐに発作がおさまってしまうので、つい放置しがちです。
このような発作がでたら、また、はっきりと確信がなくてもなにか変だと思ったら、早めに脳神経外科でMRI、MRA、CTの検査を受けてください。
血液検査や脳波の検査だけでは、おそらく異常は見つけられないと思います。事実、私達も数回、病院で検査しましたが、発作が起きている状態での診察ではないため、医者にうまく伝えることが出来ず、検査も血液検査や問診程度で異常を発見することが出来ずにいました。

やっぱり脳に異常がある！と感じたのは、手の痙攣、呂律が回らない状態が同時になり、口の片側（口角）からヨダレがでていたのを見た時でした。これは異常だと。
大変失礼な言い方かもしれませんが、半身不随の患者さんのような顔面に片麻痺を患った表情だったのです。
まぎれもない危険信号です。
そしてその発作も数分後にはすぐに収まるのでした。

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