最近のリハビリ内容
退院してまだ間も無いので、任意ですが平日は毎日のようにリハビリに通っています。
時々調子が悪かったり、気分が乗らないときはお休みしちゃいますけど。
失語症のリハビリ(80分)と、右手麻痺のリハビリ(40分)です。
入院していた頃はこの2倍くらいの量を毎日こなしていました。
失語症のリハビリは、最近はテキスト等に沿ってというよりは、STの先生と世間話がほとんどです。
STの先生はわたしと同年代なので会話も弾みます。・・・弾むというか、会話を楽しめます。
お互いのプライベートのことが話題になることも多々あって、なんだか友だちみたいな感覚です。
その会話の中から問題のある箇所を拾ってくれて、指摘してもらいます。
指摘してくれる時は先生の顔に戻ります。
入院している頃と比べると、言いたいことも言えるようになってきて、表現力も上がったと思います。
そうなると今度は口の動きがついてこなくて、音を間違えたり、歪んでしまうのが今の課題。
どちらかというと構音障害のリハビリに近い?
最後に「あめんぼあかいな、あいうえお」で有名な北原白秋の「五十音」を音読して終了。
一日の中で一番集中して言葉を使う時間なので、終わるとぐったりしてしまうこともあります。
(北原白秋 五十音の歌詞はこちら)
失語症のリハビリで回復した機能は、脳梗塞や脳出血が再発しない限り失うことはない、ということのなので、出来る限り頑張らないと!
さて、その後に、右手麻痺のリハビリ。
筋肉が硬くなるのを防ぐためのマッサージを受けてから、苦手な指先の感覚のトレーニングをやっています。
テーブルの上においた手の指先の下に小さな木のブロックを滑りこませて、その指がどれくらいの高さまで浮いているかとか、それぞれの指の高さの違いとかを感覚で覚えます。
目を閉じて、どの指を触られているかのチェックとか。
これも集中力が必要です。
ちなみに、マッサージは気持ちいいものではなくて、結構力強く曲げたり伸ばしたりなので、痛い。でもやらないと。
最初の頃は腕をあげる、肘を曲げるというところからのスタートだったので、それを思うと今はとっても進歩しました。
でもこの努力してやっと動くようになった手や指は、日常の生活で動かしてどんどん使わないと、筋肉が硬くなってしまうんです。
もしご家族が患者さんのリハビリの成果を褒めてあげる機会があるなら、具体的になにが良いのかを言ってあげてください。
私だけかもしれませんが、漠然と「良くなったね」「前よりいいね」と言われるより、細かい部分をその場で褒められると、すごくすごく嬉しいんです。
前より小さい文字か書けるようになったね。線も滑らかに書けてるね。
指の曲げ伸ばしが素早くできるようになったね。
そうそう今の感じがすごく自然だよ。
肩の力が抜けていて前より楽に作業できてるね。
・・・うれしかったなぁ。
最近は見違えるような上達がないので悲しいですが、とにかく練習あるのみ。
さぁ、明日もリハビリに行きますよ。
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Comment
今日の記事を読んでいて、なるほど、やっぱりそういうものなのかぁと思いました。
http://blog.qlep.com/blog.php/tomoko/62517?categ=1&year=2008&month=7#res_477668
というのも、この記事を先日読んだばかりでしてね。「良くなったところを具体的に言い合うということの大事さ」を改めて教わりました。ありがとうございます。