手術後の不安
手術後の思い出し日記です。
私達の場合、バイパス手術(間接吻合でした)はだいたい6時間くらいで終わりました。
頭左半分の髪の毛は剃り落とされ、分厚いガーゼが被せられていました。
無事手術が終わってひと安心したいところでしたが、一般病棟に移っても、やはり不安は続きました。
これで本当に良くなるんだろうか、という漠然なものや、
麻酔の影響は大丈夫だろうか、、合併症などは起こさないだろうか、など。
また、下記のような具体的な症状(個人差があることなので必ずそうなるわけではありません)がしばらく続き不安は増すばかりでした。
喉の痛み
麻酔は喉から直接ガスを注入する方法(全身麻酔でした)だったので、その管で喉の周囲(内壁)が多少傷ついてしまい、痛みを訴えていました。10日間前後、この痛みは続きました。
ただ、これは術後によくある事のようですので、あまり心配せず痛みの程度などを看護婦さんなどに相談しましょう。
咳と痰(たん)
これは喉の痛みからくるものだと思います。
痰がすべて出てしまえばかなり楽になるようです。それまでは、痰を切る、出やすくするための薬を処方してもらい飲んでいました。
注意したいのは、激しい咳にならないようにすること。
激しい咳により過呼吸になったり、血圧が上昇したりすることは避けなければなりません。
あまりにもひどい時、看護婦さんは胸を軽く押さえたり、背中を軽く叩いていました。
水分は、冷たい物や喉に直接の刺激となる炭酸飲料は控えて、温かいものを飲むようにします。
頭痛
失語症で声がでないため、手術をした傷口が痛むのか、頭痛なのか、発熱なのか、はっきりとわかりません。
これは本当に不安でした。
あとで聞いたら、覚えていないとのことでした・・・とにかく頭痛はひどかった、と。
また、口を開くのがつらい状態も長く続きました。筋肉を引っ張られているような痛みと、顎関節症のような痛みです。
顔面の腫れ
手術した側の顔面がパンパンに腫れてしまいました。
その腫れは顔全体ではなく、最初は額の部分から、どんどん下に、目の付近、頬、顎と移動し、最後は首の後くらいが腫れました。腫れは熱を持っていたため、痛みだどが出たときは冷やしました。
これも10日間前後でおさまりましたが、とても不安でした。
医師からは手術による影響と説明を受けました。炎症?合併症?説明を受けたのですが、うまく理解できませんでした。。
患者さん本人もさることながら、看病するご家族もどうしても不安になることは仕方のないことだと思います。
でも。
- まず、手術の効果を焦らないこと。
- 血圧に影響がありそうなことに気をつける。
- 水分補給をしっかりすること。
- 異変や不安はすぐ相談する。
- 処方される薬について理解する。
- 患者本人に不安な顔を見せない!
このようなことを気をつけるようにしました。
個人差があることなので全てに当てはまることはないと思いますが、すこしでもお役に立てれば。
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2012/02/09 | 思い出し日記
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