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来年6月にもやもや病に関する発表?

先日からご紹介(こちらこちら)している朝日新聞デジタルの記事ですが、今回の「血管の病気 もやもや病:6 情報編 症状なくても発見可能」は患者さんの体験談ではなく、もやもや病の一般的な説明が簡潔にされています。
このような記事が掲載されることで少しでももやもや病の知名度が上がり、一般の方からも関心を高めてもらえるようになればいいなぁと思います。

さて、記事後半で気になった点が2つありました。
ひとつめ。

細くなった動脈を治す方法は今のところない。このため、血流が減った動脈に頭蓋骨(ずがいこつ)の外を走る動脈をつなぎ合わせてバイパスをつくる手術(直接血行再建術)が行われる。

 また、頭蓋骨の外の動脈や筋肉を脳の表面に置き、接触部分に新しく血管ができることを期待する手術(間接血行再建術)も行われている。ただ、特に成人では効果が不確実だ。

そ、、そうなんですね・・・・。
もう少し詳しく知りたいです。

ふたつめ。

 一方、手術による脳出血の予防効果については来年6月に結論が出る予定だ。京都大脳神経外科の宮本享教授は「一度、出血した人は再出血の危険が高いため、出血後の治療の研究は重要な課題の一つだ」と話す。

これは京都大学が発表する予定ということかな??
京都大学といえば、2011年7月21日にももやもや病感受性遺伝子の特定とその機能についての発見という研究発表をしています。以前、もやもや病の遺伝子の話で少し触れています(・∀・)
研究が進められていることがわかっただけでも少し嬉しかったです。

おっと、、もうひとつ大切な情報もありました!

北海道大脳神経外科の宝金清博教授は「頭部打撲を避けるようにすれば、趣味や運動も通常通り。妊娠・出産も可能」と話す。

頭部打撲、気をつけましょう〜!

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Comment

  1. くき4610 より:

    頭部打撲に注意と本文にありますが、手術を受けてる受けてないにかかわらず… なのでしょうか?6月、もうすぐですね…。

    • nyarock より:

      くき4610さん
      コメントありがとうございます。

      この話の流れですと、術後、という意味合いになると思います。
      また抗血小板薬による出血しやすさにも注意が必要ですね。
      ただ、人の体は痛みによって血圧が上昇するので、術前でも血圧が気になる方は特に注意すべきでしょうね・・・。

      6月、もうすぐですね・・・。

  2. nyarock より:

    2013年6月の発表についての記述を見つけましたので、コメントで追記しておきます。

    出血型もやもや病はその再出血率が年 7% にも及び,時に致死的となることからその克服が重大なテーマである.現時点で薬物による出血予防の見込みはなく,虚血型同様のバイパス手術で出血源(もやもや血管)への長期血行力学的負荷を軽減することが再出血防止につながるという従来仮説のみが有望であり,その検証が 2001 年以来 Japan Adult Moyamoya(JAM)Trial により進められている.既に 10 年を経て研究は最終段階に入っており,2013 年 6 月に全症例観察期間満了となる.疾患の国別分布から考えて,出血型の外科治療に関する RCT は本邦以外では困難と考えられ,国内外からその結果が注目されている.

    (出典:「シンポジウム 4 もやもや病の病態と治療:最新の知見 3.もやもや病に対する,安全かつ有効な外科治療戦略」京都大学大学院医学研究科脳神経外科 髙橋 淳,宮本 享)

  3. おやじB より:

    私も手術した際、主治医の先生から、血液が必要としなければ、移植した血管は、血液が流れることなく、閉鎖をしてしまう様なことの説明を受けました。術後に移植した血管がうまく流れているのが心配になりました。次回の問診の際に確認しようと思います。
    医学の進歩はありがたいですね!結果的には血流シンチの検査が必要になるかと思いますが・・・
    結果はまた公表します。

    • nyarock より:

      いつもコメントありがとうございます!
      近頃はお元気にされていますか?

      わたしも主治医には相談したことが山ほどあるんですが、なかなかまとまりませんし、うまく喋れないので、なかなか悩みがすっきりしません・・・。
      医学の進歩はほんとうにありがたいと思います。
      こういった難しい病気ですので、患者の一人である私もなにか貢献出来ればいいのですが。

      • おやじB より:

        いつも楽しみに読んでいます。といか朝の日課となっております。最近は比較的体調はいいのですが、気分的に落ち着きがないように感じます。
        今週も病院に行きますが、基本問診で、うつっぽいことを相談をすると気にしなくていいよって軽く言われます。現在はパキシルとメイラックスをのむようにしています。薬に頼りたくない気持ちが強く、ありますが、兎に角、あせらず、あわてず、あきらめず・・です。
        nyarockさんもあせらず、是非続けてください。

        • nyarock より:

          体調は良いようで、なによりですね。このブログが日課になっているなんて、嬉しいような、恥ずかしいような(^_^;)

          わたしもちょっとした事で落ち込むことが多々あります。
          久々に会う人からは「良くなったね」と言われますが、自分自身では前よりも悪くなっているような気がしたり、言葉がスムーズでないことが気になってしかたがないのです。。
          そういう時に、気心の知れた人から「元気そうだけど、ちょっと呂律がいまいち回ってないね」と正直に指摘されると、「あぁ、やっぱりそうだよね!」と気持ちがすっきりするような気がします。(悪いことを指摘されているのに、変ですね^^;)
          気を遣われるより、おかしな所を指摘してもらえたほうが、頑張ろうと思えるような気がしています。当然その一言で落ち込むことも多いですが。。
          あせらず、あわてず、あきらめず」ですね。

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