読んだ:『命 ~闘病で学んだ一番大切なこと~』
以前ご紹介した電子書籍で発売された『命 闘病で学んだ一番大切なこと』を購入し、iPhoneで読んでみました。
内容の説明には↓このようにありました。
2008年に独立、その1年後、まだ事業が落ち着かないなか、突然脳梗塞を患う。さらに1年半後「もやもや病」という難病をかかえていることが発覚。2回の大きな手術を経験する中で学んだ人生の試練や深み、大切なことの話。
読んでみると、確かに説明の通りで・・・
著者がご自身のビジネスを成長させていく過程で、大変な苦労をされて、その途中に脳梗塞、もやもや病という難病を患ってしまった。仕事に対する思いと、難病という不安。病気をしてあらためて気がついたこと、気付かされたこと。
という内容でした。
えっと・・・率直な感想は、「もやもや病」の闘病記と期待して読むと、あれ?という感じでしょうか・・・。
(いや、決してつまらないという意味じゃないですよ!)
いやしかし、もやもや病って、症状も何もかも人それぞれだなぁと。
読み終わって、これは参考になる、という情報のようなものは正直少なかったです(ごめんなさい!)が、
素直に「この人(著者)、頑張ったんだなぁ。それに支えた周囲の人達も頑張ったんだなぁ」と。。
もやもや病に限らず、大きな病気をしたら皆さんそうなのでしょうね。
少しだけ抜粋したいと思います。
焦っても仕方がないのです。人生、何とかなるものです。心を落ち着かせて余裕を持つことによって、新しく見えてくる道もあります。病気をして命の大切さが理解できた今だからこそ、命があれば何とでも修正がきくという気持ちを持つことができました。
(まえがき より)
辛い病気の中にも全てが悪いことではなく、良いことも必ず含まれているものです。例えばそれが周りのサポートだったりすることは多いと思いますが、考え方一つでも大きく変わると思います。
病気になりいろいろと考える時間の中で毎日の自然の変化に気がつき愛おしく思うこともあるかもしれません。今まで気がつかなかったことに気がついたりとどこかに幸せが潜んでいるはずです。命ある限り、闇や必ずあけていきます。そう信じて、前向きに進んでいくことが本当に大事だと思います。一番大切なこと、それは命だと思います。命があればなんだって修正がききます。
(第6章 病気を通して気がついたこと より)
わたしとしては、上記の抜粋がすべてを語っているような気がします。
そこまで前向きになるには時間もかかると思いますが、この病気とうまく付き合っていくという考え方や、いい意味で開き直るという考え方が必要なんですよね。
もしご興味があれば読んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、目次はこのような構成になっています。ご参考まで・・・。
途中、写真や検査画像なんかも公開されていました。
まえがき
年表第1章 私を形成するにあたって経験したこと
長野県への逃亡
滋賀県への転校
ひと時の幸せ
大学時代の模索
はじめての就職
ITベンチャーへの転職第2章 独立への決意
社長が同じ年
異業種での独立
~お肌に塗れるアロマキャンドルを選んだ理由
右も左も分からない世界での展開の厳しさ第3章 独立後の脳梗塞発症
手足が動かない
脳梗塞の治療とリハビリ第4章 脳梗塞後の「もやもや病」の発覚
僅かな異変を発見した夫の奇跡的発見
涙の検査入院の日々
「もやもや病」確定の診断第5章 「もやもや病」の手術
手術への大きな不安
手術後の苦痛第6章 病気を通して気がついたこと
入院生活が基本、手術経験も多い人
生きていれば万歳
前向きに考える大切さ
どんな状況でも対応できる準備
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