上がらない血圧。減らない点滴。
思い出したくもないんですが、脳梗塞を再発し、ICUに戻ってからは一体何本の点滴につながれていたんだろうか・・・
あのポタポタと1滴づつ落ちてくる液体をベッドの上で眺めてると、あの拷問のように感じ。エンドレス。。
「減らない」のは同時につながってる点滴の種類。もうあんまり覚えてませんが、「ドーパミン」というのはなんか名前のインパクトで覚えてます。
血圧が低下して脳梗塞を起こしてしまったわけですが、その血圧を上げるための点滴です。
「自力で血圧をある程度まであげられないと一般病棟には戻れない」と言われても、そんな簡単には上がってくれないんですよ。
醤油を飲んで一気に上げるようなことはできないわけですし、上がりすぎても問題だし。
点滴以外で血圧を上げるには、ひたすら水を飲む。飲みたくなくても飲む。
当然、トイレに行きたくなる。でも点滴スタンドを引きずってトイレに行くなんてことが許されるわけもなく。
そもそも失語症で「トイレ〜(汗」とも声に出せず。
右手が殆ど動かないのでズボンも自分で下ろせない。。
もう水なんて飲みたくない、、、というわけにもいかない。
点滴スタンドにぶらさがった点滴液を眺めていると時間の感覚がおかしくなるんです。気が遠くなるというか、なんというか。
それでも一定時間が経つと、腕に巻いてある血圧計測器が自動でグーーーっと計測を始め、我に返るという。
すこしずつ血圧が上がり、一本、また一本と本数が減っていくと、精神的にも解放されたような気分でした。
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2012/02/24 | 思い出し日記
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