画像で見るもやもや病
MRA、MRI、血管造影、SPECT、直接バイパス、間接バイパス・・・。このような専門用語や普段見慣れない写真をつかって、もやもや病の説明を受けることがよくあると思います。
その時はわかったつもりでも、やっぱり難しいですよね。
お医者さんに何度も質問するのも気が引けますし(いや、何度でもわかるまで質問するのが一番ですが!)、、、
じゃあ私のブログで、、、とは言っても、残念ながらわたしは素人です。説明も苦手。。
そんな時は、やっぱりお医者さんに頼るしかないです。
以下の画像、私のブログでは約半分のサイズで掲載しました。詳細は是非リンク先のブログでご確認ください。
そこで、全力でおすすめしたい脳神経外科医師 吉村紳一先生によるブログが、「脳卒中をやっつけろ!」。
普通の健康な人ともやもや病の人ではどうちがうのか、MRA,MRIなどの写真の見方など、とにかくわかりやすく説明されています。有名な先生なのですでにご存じの方も多いかと思いますが、これから検査を受ける方や主治医に質問してもよくわからなかったという方は是非この先生のブログを読んでみることを強くおすすめします。
今回はそのブログの中でももやもや病の画像診断に関する説明と、バイパス手術に関する説明記事を紹介したいと思います。詳しくはリンク先のブログでご確認ください。
もやもや病の脳血管
この画像では左右対称にモヤモヤっとしていますが、Wikipediaによると、
本疾患は原則両側性に起こるが、その程度は様々である。一方の内頸動脈の狭窄は重度であるがもう一方は極めて軽度であるということもある。
ということなので、ご参考まで。あくまでもわかりやすく説明するためのイメージですので〜。
もやもや病のMRA
「全く造影剤は使いません。寝ているだけで血管が分かるのです。」「MRAなら、もやもや病に限らず、動脈瘤をはじめ多くの血管疾患の診断が可能」とのことなので、まだ検査を受けてない方は怖がらず、思い切って受けましょう!
教科書的には、頭部CTでも「脳の中心部にぷつぷつと穴があいている所見」があればもやもや病と診断可能とされています。
たしかにこういった典型的な所見が現れている場合には診断可能なこともありますが、実際にはCTだけでは診断がつかないことの方が多いのです。
このためもやもや病を診断するためには少なくともMRAを行う必要があります。一時的なマヒ(TIA)や失語症があっても頭部CTだけを行い、「大丈夫」という診断になってしまうことがあるわけです。
特に症状が一時的だとそういったことが多くなります。
ですから必ず一度はMRAを受けてください。
通常のMRIのオーダーではMRAが含まれない病院があります。ですから必ずMRAを受けること。そして脳神経外科の専門医の診断を受けることが必要です。
もやもや病のMRI
よーーく見ないとわからないです。つまりそれだけ見逃されやすいそうです。病期や進行度合いによって見えにくいことがあるんでしょうかね?
もやもや病の脳血管撮影
こちらは造影剤を使った血管撮影ですね。「リスクはゼロではない」とのことですが、かなりハッキリとしたかたちでもやもや血管を確認することができます。
もやもや病の脳血流検査
「SPECTは現在症状がない患者さんにおいても、脳の血流がどんな状態にあるかを詳しく教えてくれる、そういう検査法です。もやもや病においては必須の検査の1つです。」なるほど!この検査、私も次回受けます〜。
バイパス手術
手術の方法は患者さんの病態や主治医の判断などによりひとりひとり異なると思います。これは主治医の先生に相談して説明を受けてくださいね。
以上の画像、私のブログでは約半分のサイズで掲載しました。詳細は是非リンク先のブログでご確認ください。
他にも役立つ情報が満載です。お医者さんはすごい!!
こちらの本もおすすめです:病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経
こちらは脳の機能の説明があったり、図解もされていてとても参考になります。また、脳の障害による症状などの説明もあります。
どちらかと言うと医療関係者向けの書籍ですが、今後お医者さんと長い付き合いになるので主治医や看護婦さんなどが話す言葉を理解するのにきっと役立ちます。
価格が少々高めですが、是非手にとって読んでみてください。
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病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経
神経解剖と神経内科・脳神経外科の疾患が1冊に!1000点のイラスト、400点の写真で脳・神経をビジュアライズ。神経系の構造と機能/脳動脈と脳血管障害/脳血管障害に関わる病態/脳血管障害の後遺症/脳静脈・髄液循環とその障害/運動・感覚・自律神経/神経・筋の異常
自分の体、病気のことはキチンと知っておきたいですね。
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