空回りする親子
海外から転院してきて、無事退院後は実家ぐらしが続いています。
ですが、正直言ってとても息苦しい。
両親と暮らすなんて何年ぶりだろう・・・
退院してから数日は、久々の帰省のような感覚でのんびり過ごしていましたが、、、
だんだんと普段の日常が戻り、家の中の居場所や両親とのやり取りにストレスを感じるようになりました。
そして自由がない、と感じることも。
リハビリのための通院も親の送り迎え。
夕飯の手伝いをしたくても、あまりキッチンには立たせてもらえず。
ちょっとそこまで買い物へ行くのも親同伴。
お風呂や食事も定年を過ぎた両親の生活ペースに合わせなくてはならず。
何をするにも「ひとりでできる?大丈夫?」と、とにかくいろいろ心配をされ・・・
両親からすれば、心配が故の気遣いも、わたしにはとても負担で、本当にありがたいという気持ちはあるのに、どうしてか鬱陶しく感じるようになってしまいました。
それに、今は仕事をしていないので収入もないため、お金を遣うことに後ろめたさもあります。
30歳を超えた大人が、実家で親の世話になるなんて、情けなくて。
病気なんだから仕方ないじゃないかとか、それもわかるんですが、でもやっぱりどうも息苦しい。
親は自分の子のことをよく知っているとは言うけれど・・・
離れて暮らしていた時間が長いので、親が知っているわたしと今のわたしに大きなギャップを感じるし、そのギャップを埋めるためのコミュニケーションが今のわたし(失語症)にはできない。
どんどんどんどん空回りしていく親子の関係。
自分の子が病気で困っているのにうまく助けてあげられない、と親。
ありがたいと思いながらも親の気持ちが負担になるわたし。
上手くコミュニケーションが取れないと、親から「じゃあ、どうしたいの?どうしてもらいたいの?」と言われてしまう。
・・・・別に、どうしてもらいたいとか、ない。
わたしが黙り込めば、親は困る。
困った顔を見て、申し訳なくて涙が出る。
その涙を見て親は困り果てる。
負のループ。
わかっているのに、いつもこうなる。もうやだ。
ある日、父が言った言葉が決定的だった。
「父さん母さんがいるんだから、ここで安心してゆっくり治せばいい。」
違うんだよ、それ。。全然違う。
わたしには「ゆっくり」なんてしてる余裕はない。
もっと前のような生活に少しでも近づかなきゃ、このまま何もできない体になってしまう。
このまま頼りきった人生なんて、絶対に嫌。
心配してくれる親がいて本当ににありがたい。
病気をしても、してなくても、親はいつもどこかで助けてくれる。
でも、家を出て自立した生活をしたい。ワガママだってことは十分わかってます。
そしてこの考えを彼に相談しました。彼からもたくさん意見をもらいました。
自分の口でしゃべることがうまくできないので、彼からわたしの両親に伝えてもらいました。
そして、そして。
新しい生活をはじめることにしました!
くわしくはまた今度書きますね。
あああぁ〜、長文疲れた・・・・・
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2012/03/22 | つれづれ
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Comment
私と同じ人が居るんだなぁと思いました。
普通の暮らし
憧れますね。
空回りするのわかります。
私ももやもや病ですが
気をつけていればほぼ日常生活に支障がでないくらいに安定してます。
去年の4月から一人暮らしを始めました♪
反対ぎみだったので半無理矢理ですが
今まで生きているので大丈夫だと思います。
もやもや病でも人によって症状はちがうみたいですが焦らない意味でのゆっくりでいいと思います♪
ちなみに私は6歳にわかもうすぐ22歳になります(。・ω・。)
みなさん
6歳でもやもや病と診断され、22歳になられるんですね。そして一人暮らし。
小児例のもやもや病のお子さんを持つ方々にとって心強いコメントです、ありがとうございます!
あせらずゆっくり。本当にそうですね。
読んで感じたのが、nyarockさんのそういう自立心を単なるワガママではなく、「それも一つのチャレンジだよ」「今しか取れない選択肢だよ」、「良い将来につながる行動かもよ」と応援してあげられる基盤が社会の中にしっかりあればいいんだろうなと考えさせられました。ちなみに、読み終えて私もホッと笑ってしまいました(^^私も4月から新生活です!!お互い良い事あるといいですね。
すみません、真剣なお悩みとわかっているのですが、笑ってしまいました(^m^)
ままっちが、クモ膜下出血をおこして退院した後の両親と一緒です。
子供も抱かせてもらえませんでした(笑)
愛情は痛いほどわかるのですが、確かに息苦しいですよね。
こちらは精神的には自立した大人なわけだし。
おうちを出られてからは、大変なことも多いと思いますが、気持は楽になると思います。
手術をなさるそうですが、頑張ってください。
遠くから応援しています。