もやもや病専門外来 九大病院、7月開設 治療法研究も
九州大学病院(福岡市東区)は7月1日、国指定の難病である「もやもや病」(ウィリス動脈輪閉塞(へいそく)症)の専門外来を九州で初めて開設する。早期発見と治療で重症化を防ぐとともに、もやもや病患者に多いとされる遺伝子変異のデータを集めて、新たな治療法開発などを目的とする研究に役立てていく考えだ。
(中略)
九大病院によると、全国で年間400~500人がもやもや病と診断されており、同病院では年間10人程度の受診を想定。患者それぞれの発症リスクを考慮して経過観察を行い、必要があれば、血管同士をつなぐバイパス手術で脳内の血流の改善を図る。専門外来を担当する九大病院脳神経外科長の飯原弘二教授は「無症状でも脳梗塞や脳出血を起こす可能性がある。早期発見と適切な治療が大事」と指摘。「治療はもちろん、遺伝子データの蓄積と解析で、新たな治療法や発症リスクに関する研究に取り組み、成果を上げたい」とも話す。
専門外来は脳神経外科外来内に置き、診療日は毎週月曜と水曜。かかりつけの医療機関を通して予約が必要。問い合わせは脳神経外科外来=092(642)5533。
2016/06/25付 西日本新聞朝刊 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/medical/article/255784
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2016/07/10 | つれづれ もやもや病関連ニュース
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