MRI検査をおすすめする理由
体調の異変、たとえば脱力発作や不随意運動、一過性脳虚血発作などの症状があり、「あれ?何か変だな?」と思って病院に行き、CT検査をしたけど異常がなかったから大丈夫、という日記や書き込みを読んだことがあります。
本当にそれで大丈夫と言い切れるんでしょうか?
これはもやもや病に限った話ではないのですが、CT検査を受ければだいたいのことはわかると過信してしまうことがあるのではないでしょうか。
実際に受診するまでMRAやMRIという言葉は聞いたことがないという場合や、聞いたことはあるけどCTもMRAもMRIも同じようなものでしょ、と勘違いしてしまっているかもしれません。
しかし、これらは全部違うものです。
詳しくは画像で見るもやもや病のページを参照してみてください。
脳の異変を感じてまず思いつくもの、そのひとつは脳梗塞、ですね。
わたしはもやもや病なので、常に怯えて暮らしています。いつ脳梗塞になってしまうのか・・・。
その脳梗塞ですが、どのような検査を受ければ発見できるのか。
CT検査でも発見することはできます。
ただ、脳梗塞を発見する上で、CT検査には弱点があります。
以下は、今日、本屋さんで立ち読みした情報ですが、わかりやすく書いてあったので忘れないようにメモしておきます!(買うには高すぎるお値段でした・・・ごめんなさい)
CT検査では脳梗塞の早期発見が難しい
CT検査だと、発症から6時間〜12時間ほど経過しないと、はっきりと脳梗塞を発見することが難しいとのこと。
脳梗塞は短時間のうちに治療を開始すれば後遺症を残さず治療ができるのですが、そのタイムリミットは発症から3時間以内だそうです。
(ただし脳梗塞のタイプ、治療方法などの条件で、当てはまらないケースもあると思います。)
つまり、CT検査だけでは脳梗塞を早期に発見、治療することが難しいということです。
ちなみに最近注目されているのはt-PA療法というもののようですが、これはあとで調べてみます。
体の異変を感じる→病院で検査、この間のタイムリミット3時間・・・。
う〜ん、それ自体がなかなか厳しいタイムリミットだと思いますが(汗)
仮に、3時間以内に病院で受診することができた場合、どのような検査を受ければいいのか。
MRI検査を受けることをおすすめします
その理由は、MRIだと脳梗塞の発症から1時間程度で十分診断が可能なんだそうです。
ディフュージョンという方法で撮影すると、脳細胞の虚血状態になった部分が白く映し出されます。
脳梗塞の急性期を診断するにはCT検査よりもMRIがより正確、と言えます。
また、MRIは身体に磁気を当てる検査なので、被曝がないといいのもおすすめする理由の一つです。
もやもや病の方は、病気を自覚していれば常日頃から自分の健康に注意しているでしょうし、普通の人より体の異変を敏感に感じとることができると思います。
あれ?何かおかしい!と思ったら病院でMRI検査の受診を検討してみてください。
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2012/03/27 | つれづれ
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Comment
違いが分かりやすくてためになりました。MRI検査が大事ということは、MRI検査が出来る病院が身近に増えていったらいいってことですね。CT選ぶより費用とかも違うのかな?俺も頑張って勉強してきます(・_・;