もやもや病の症例: なずなさんの場合
- 1. 発症した年齢
- 13歳
- 2. 現在の年齢
- 20歳
- 3. お住まいの地域
- 中国地方北東部
- 4. 症状
- 手足が勝手に動く・思うように動かないことが定期的にありました。現在はたまーに頭痛があるのみですが、当時は頭痛は無かったです。
- 5. 診断結果
- MRI・CT両検査の結果、典型的なもやもや病と判明。
6~7歳ころ、別の病院でADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されていましたが、関係はわかんないです。
- 6. 現在の状況
- 手術を2回(左右片方づつ)。
まだ中学一年生とイマイチよくわかってなかったこともあり、即決でした。
- 7. 手術の種類
- バイパス手術を左右で2回。
動脈の位置が変わり、現在ではこめかみで脈が取れます。
- 8. 飲んでる薬
- もやもや病関係は飲んでないです。
- 9. 術後の経過
- 某こども病院の担当医の先生(メガネのおじちゃん、と言えば関西圏の方にはわかるかな?)が驚くほど順調に回復し、おかげさまでほとんど障害も残らずに学校に復帰。
入院した分学業は遅れましたが、それ以外は順調に一人のダメ大学生として過ごしています。
- 10. 不安に思っていること
- たまーに頭痛があるのは不安ですね・・・。もやもや病と関係ないのかもしれませんが。
あとはやっぱり「頭の皮膚のすぐ下を動脈が通っている」のには自分・周囲共に気を使います。例えば、高校の武道の選択授業では、柔道は医者からも親からも止められました(剣道を選択)。一応、経験者だったのになぁ・・・
- 11. アドバイス、その他コメントなど
- まず、ドクターストップは守ってください。最悪、大量出血とかで死にます。
そして、ドクターストップが出ていない事は、やらないといけない事・やりたい事・できそうな事を積極的にやってください。
一つ目はともかく、二つ目と三つ目は「病気を苦にしない生活」の助けになる、かもしれません。自分は「鉄道模型」「ゲームセンター通い(これはあまり推奨できませんが・・・)」「好きなゲームの二次創作」の三つがそうでした。患者さんの周囲の方へ。
患者さんの事と、もやもや病の事を、理解してあげてください。
患者さんにさせちゃダメな事以外は(もちろん、学業に影響の出ない&常識的な範囲で、ですが)好きにやらせてあげてください。
私は周囲がおおむねこういう態度を取ってくれたため、友人と一緒に中学・高校’(一貫校でした)で割と有意義に過ごし、卒業できました。もちろん重い障害の残った患者さんもいるのは承知しています。
それでも、患者さんの毎日が有意義で楽しいものになるよう、少しでいいので考えて・工夫してあげてください。
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情報公開・共有の目的
原因がわからない病気で、症状や治療法はひとそれぞれ。手術が必要な場合だったり、検査を受けるべきか悩んでいたり。手術は受けたけど、数年後はどうなるの?とか。とにかく不安だと思います。同じもやもや病のみんなはどうなんだろう。「私の場合はこうだったよ」と共有していただけると他の誰かが救われるかもしれません。ご家族が少しでもホッとするかもしれません。
もし誰かが公開した内容でアドバイスできることがあれば、そっと返信していただけるともっと助かるかもしれません。
医療関係者ではない場合、医学的、専門的、といったアドバイスより、経験上のアドバイスにとどまると思いますが、少しでも役立てればと思います。
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